運命の果ての恋〜歴史は変わらない〜



「…ほうかえ」

美夜は、龍馬と重太郎に今日あった出来事を話していた。

「それにしても武智…おまんよう耐えたのう」

「そうじゃ。怖かったろー??」

重太郎が優しく美夜に微笑む。龍馬はそれに同意して慰めながら抱きしめる。


「うん…ありがとう」

美夜は重太郎と龍馬に、柔らかく微笑んだ。

美夜は、龍馬の着物を堅く握りしめる。

「…でもね」

美夜は少し俯き、メラメラと怒りの炎を燃やしはじめる。


そんな美夜な龍馬と重太郎はただ驚くだけだった。

そして、美夜は怒りの言葉を紡ぐ。

「やられっぱなしじゃ引き下がれないわ…」

「お、おう…」


龍馬は珍しく怒りの感情を剥き出しにする美夜に少し怯えながらも相槌を打つ。


「決めたわ!!!打倒、土方と沖田よ!!!あんな男、私がけちょんけちょんのフルボッコにして頭かちわってストロー挿して脳みそちゅーちゅーしたるぅぅぅぅ!!!!!!!」

龍馬と重太郎の分からない現代語を使われ、戸惑う二人だが一応相槌をうつ。


「おーー。」


美夜一人燃え盛り、龍馬は驚きながらも珍しく振り回され、重太郎はいつものようにただため息をつくばかりだった。




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