運命の果ての恋〜歴史は変わらない〜
美夜は、どこかの宿の布団で寝かされていた。


目に光が微かに入り、明かりが目に染みるように差し込む。


いつもよりもフカフカでない布団に顔を歪ませる。


こんな布団で寝かした佳を怒鳴りつけようとして、起き上がると、全身に激痛が走る。


また、顔を歪ませる。


「お嬢ちゃん、まだ起きたらいけないがぞね!!」


何鈍りなのか。肩を押され無理矢理寝かされる。


馴れ馴れしさにまた顔が歪む美夜。


「アンタ…誰よ」


いつになく不機嫌な対応をする。


男は、美夜に睨まれても怯む事なくずっとへらへらとしたまま。


そして男は、口を開く。


「わしは…坂本龍馬やきぃ、よろしくのぅ♪おんしは何ちゅう名前がか??」


坂本…龍馬…
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