ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
「あ、春日さんお疲れ様です、あの……昨日はすみませんでした。ナイフ大丈夫でしたか?」




 今日も慌ただしく一日が終わり店を閉めた頃、掃除用具を持って三井がキッチンへ入って来た。




「お疲れ様です、あれ? 三井さん、今日掃除当番でしたっけ?」




 掃除は当番制で決まっているが、今週は三井の当番ではないはずだった。



「それが……」




 三井がモップで床を拭きながらバツが悪そうに事の成り行きを語りだした。
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