ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
 奈央は反射的に一条の胸板を押し返すも、腕を掴まれてそのまま体重をかけられる。


 ギシリとソファが小さく軋むとびくりと身体が震えた。

 奈央の身体は背中から埋まるようにしてソファに沈んだ。



「頼むから、何も聞かないでくれ……けど、俺はお前を裏切るようなことはしない」


「っ……」



 こんな複雑な気持ちで、一条に触れられるのが堪らなく切ない。


 一条を信じ、愛しているからこそ奈央の気落ちは不安でどんどん膨れていった。



 一条の指が胸元の肌に触れたかと思うと、そのまま強引に緩められる。


「……あ」



 身体の線を撫で回すようにされたあと、衣服の隙間から一条の手が侵入して素肌をまさぐり始めた。


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