ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
 怒涛のごとく感情をぶつけあた情事の後の部屋は、噎せ返るような湿気で包まれているような気がした。


 一条が、小さく音を立てて奈央の額に口づけると、覆いかぶさって掻き抱いていた奈央の身体を開放した。



 一条が離れても火照りきった身体はまだ燻り続けていた。


 そんな奈央を慮るように一条は腕の中に収めながらこめかみに髪に優しく口づけを施した。
< 127 / 326 >

この作品をシェア

pagetop