ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
「今夜はアルバンホテルで会食だったのでしょう?」



「……え?」



「一応うちの部下が会食に参加……というか監査に入ってましたので」



 F.S.Iが動くということは、大物が集う会食パーティーだったに違いない……。


 奈央はそう思いながら、先ほどの一条と紗矢子の光景を思い返していた。


 奈央は自分の胸の内をどのように言葉にすればいいかあれこれ考えているうちに三十分も経ってしまった。
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