ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
「やっぱり奈央は一条先生の恋人なの?」


「……うん」



「そう……でも、昨日、やっぱり見てたんでしょ?」



「見てた? ……って?」



 電話の向こうで小さく鼻で笑うような気配がした。




「一条先生とキスしてるところ……」




「……え?」



 自分の思い違いかもしれないと心のどこかでそう思っていたが、紗矢子言われて奈央は頭が真っ白になった。
< 181 / 326 >

この作品をシェア

pagetop