ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
「あ、アルページュの一条様ですね?」
「ああ」
受付カウンターの男性従業員が一条の顔を見るなり手元の書類を確認し始めた。
神経質な雰囲気の男で、何度も銀縁の眼鏡のフレームブリッジを人差し指で押し上げていた。
「本日ご参加のクリスマスコンテストの連名の方は春日奈央様でよろしいでしょうか?」
「ああ、でもまだ来てないみたいなんだ」
「そうですか、先程ご本人様に本人確認の手続きを取っていただくようにお電話したのですが……」
「本人確認? なんだそれは、俺は聞いてないぞ」
「ああ」
受付カウンターの男性従業員が一条の顔を見るなり手元の書類を確認し始めた。
神経質な雰囲気の男で、何度も銀縁の眼鏡のフレームブリッジを人差し指で押し上げていた。
「本日ご参加のクリスマスコンテストの連名の方は春日奈央様でよろしいでしょうか?」
「ああ、でもまだ来てないみたいなんだ」
「そうですか、先程ご本人様に本人確認の手続きを取っていただくようにお電話したのですが……」
「本人確認? なんだそれは、俺は聞いてないぞ」