ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
「……本当にこれでよろしかったのでしょうか?」


「ええ、上出来よ……ご苦労さま」



 男はふと視線を落とすと、奥の影から終始様子を窺っていた紗矢子が現れた。



「あなたもお暇ですね……」



 男が揶揄するように言うと、紗矢子はクスクス喉の奥で笑いながら言った。



「最高に面白い暇つぶしだわ……」
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