ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
第二十三章 走れヴァルキュリア
奈央は徐に携帯を鞄の中にしまい込み、ふと窓の外を見ると、深々と雪が無音で降り続いていた。
一向に止む気配もなく、あたり一面雪が覆い被さっていた。
雪が重みでドサりと落ちる音以外物音ひとつしない部屋だった。
どうやらここには自分一人しかいないようだ。
部屋の外に出ると、生活感のないリビング、うっすらと埃かぶったテーブルがあった。
ここが一体誰の部屋なのか、今の奈央にはどうでもいいことだった。
一向に止む気配もなく、あたり一面雪が覆い被さっていた。
雪が重みでドサりと落ちる音以外物音ひとつしない部屋だった。
どうやらここには自分一人しかいないようだ。
部屋の外に出ると、生活感のないリビング、うっすらと埃かぶったテーブルがあった。
ここが一体誰の部屋なのか、今の奈央にはどうでもいいことだった。