ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
「やっと私を捕まえにきたのね、F.S.Iさん……」


「いえ、残念ながら捕まえるのは私の仕事ではありませんので」



「じゃあ、その捕まえる人たちをバックアップしていたのはあなた?」


「はい、そうです」



 密に行動をしていたつもりが、最近すぐに警察の手が自分を追い回し、煩わしさを感じていた。


 いつもならすんなり何の滞りもなくいくはずの契約交渉も、なんとなく相手に警戒され、結局うまくいかないこともあった。


 けれどF.S.Iが後ろ盾していたなら全て納得がいく。
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