ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
第二十七章 融雪の涙
 いつの間にか雪も止み、漆黒の夜闇の中から自分を見下ろす月の光。

 その月光に照らされて、紗矢子の両手首を拘束している手錠が冷たく反射している。



 ついに自分は捕まったのだ―――。


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