ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
「お腹いっぱいになりました! はぁ……幸せです、こんなに美味しい料理を一条シェフ直々にもてなしてもらえるなんて……」
一条の手にかかると、自分が作ったレシピだということさえ失念してしまうくらい別物に思えた。
至福の満腹感に恍惚となりながら背を凭れていると、ほんのりと甘い匂いが鼻腔をくすぐった。
「最後にデザートだ」
「え? デザート? もうこれだけでも十分なのに……」
「なんだ、別腹だろ?」
唇の端を持ち上げて、何か企んでいるような笑みを浮かべると、一条は最後にソルベの乗ったプレートを奈央の前に出した。
「こ、れ……」
「ブルームーンのソルベだ……この意味、わかるだろ?」
一条の手にかかると、自分が作ったレシピだということさえ失念してしまうくらい別物に思えた。
至福の満腹感に恍惚となりながら背を凭れていると、ほんのりと甘い匂いが鼻腔をくすぐった。
「最後にデザートだ」
「え? デザート? もうこれだけでも十分なのに……」
「なんだ、別腹だろ?」
唇の端を持ち上げて、何か企んでいるような笑みを浮かべると、一条は最後にソルベの乗ったプレートを奈央の前に出した。
「こ、れ……」
「ブルームーンのソルベだ……この意味、わかるだろ?」