ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
全身が痺れるような甘美な声音に、奈央の全身が震えた。
奈央はこれ以上涙がこぼれ落ちないように指で拭おうとした。
それを一条の暖かな唇が丁寧にそれを掬った。
頬を啄むような口づけに、くすぐったいようなむず痒さを覚えて、奈央は啄む一条の唇に軽く自ら口づけた。
「oui. Je t'aimerai toute ma vie 」<はい、永遠の愛を貴方に>
「え……」
奈央が一条の熱い眼差しを受け止めながら答えると、一条はフランス語で返されると思っていなかったのか、意表を突かれて一瞬目を見開いた。
けれど、その瞳はすぐに細められ、やんわりとした笑みに変わる。
永遠に温もりを感じていたい。
お互いに引き寄せ合い、唇を求める。
何度も愛を囁きあって、腕を絡めた。
その吐息に、その身体に、徐々に熱が帯びてくると、デザートのブルームーンソルベが溶けて崩れるのにも気づかないくらい二人は忘我の境地に溺れた。
永遠を信じて―――。
END
奈央はこれ以上涙がこぼれ落ちないように指で拭おうとした。
それを一条の暖かな唇が丁寧にそれを掬った。
頬を啄むような口づけに、くすぐったいようなむず痒さを覚えて、奈央は啄む一条の唇に軽く自ら口づけた。
「oui. Je t'aimerai toute ma vie 」<はい、永遠の愛を貴方に>
「え……」
奈央が一条の熱い眼差しを受け止めながら答えると、一条はフランス語で返されると思っていなかったのか、意表を突かれて一瞬目を見開いた。
けれど、その瞳はすぐに細められ、やんわりとした笑みに変わる。
永遠に温もりを感じていたい。
お互いに引き寄せ合い、唇を求める。
何度も愛を囁きあって、腕を絡めた。
その吐息に、その身体に、徐々に熱が帯びてくると、デザートのブルームーンソルベが溶けて崩れるのにも気づかないくらい二人は忘我の境地に溺れた。
永遠を信じて―――。
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