ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal
 店の中は狭く、テーブルが三台とカウンターがあり、そこにいる客はいかにも職人風情の中年といった三人連れだけだった。




 席に着くと水はセルフで、羽村が小さなコップに水を注いでテーブルに置くと、困惑する奈央を見てついに吹き出した。



「あはは、あなたは私の部下と全く同じ反応だ。私とラーメンってそんなに不釣り合いですか?」



「そ、そんなことは……でも意外でした」



 二人は焼き餃子と味噌ラーメンを注文し、羽村は油の多少残るテーブルを気にしつつ携帯をチェックする。
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