Dearest
「レオンは1番食い意地張ってるから見つかるとマズいな。早く食べよう」


「サミュエルの言うとおりね。レオンには悪いけど食べましょう」



4人は手を合わせ、いただきますと言うとスプーンでメロンをすくい、口に運んだ。


口の中には瑞々しい甘みが広がる。



4人は極上のおやつを堪能した。




「はぁ…旨かった」

「ホッペが落ちそうだったね」



メロンに満足した4人がリビングでくつろいでいると、レオンが帰ってきた。




「ただいま♪アキ、おやつ〜」


レオンはリビングに入ると、テーブルに置いてあるメロンの皮の乗った皿を見る。




「え!?今日のおやつはメロンなの!?やったぁ〜♪手洗ってくるね」



レオンはルンルンとスキップをしながら洗面所へと向かった。




「やばっ…どうしよ…」



リビングにいる4人は引きつった顔を見せ合わせる。
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