Dearest
「レオン、私と出掛けませんか」



ラヴはドアを開けると、レオンに話し掛けた。




「…そんな気にしなくていいよ、ラヴ。俺なら大丈夫だから。…俺は手が掛かるしバカだから可愛くないんでしょ、どうせ」


「そんなわけないです。私とアキは子ども達を平等に愛しているのですから。３人共可愛い息子です」



ラヴは丸まっているレオンを抱き上げると、アキの手を引いてリビングへと降りていった。




「アシュリーとサミュエルも出掛けますよ」

「あ？どこ行くんだよ。もう夕飯時だぞ」

「今日はレオンの好きなお店で外食しましょう。レオン、何が食べたいですか？」



ラヴは優しく微笑みながら抱っこしているレオンを見る。


レオンはラヴの首に抱きつくとアキに手を伸ばした。




「アキのハンバーグが食べたい」



レオンの言葉にアキは目を潤ませながら手を伸ばすレオンを抱きしめた。
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