Dearest
カゴに何個もアイスを入れる子ども達。



「ちょっと…何個食べる気よ」

「違うよ。これはラヴの分で、こっちはアキの」



ラヴと自分の事もちゃんと考えてくれている子ども達に感動するアキ。



「ん？待って。ラヴはアイス食べないでしょ」

「えへ☆バレた」

「えへ☆じゃないわよ。しょうがないな、今日は特別ね」



アキがお菓子や飲み物を見ていると、アシュリーが何かを持ってきた。



「これも欲しい。期間限定みそ汁炭酸水だって」

「…アシュリー、絶対不味いよそれ」

「不味いもんなんて売らねぇだろ。買ってくれ」



アキが渋々カゴに入れると、今度はサミュエルがやってきた。




「これ買って欲しいです」



サミュエルが差し出したお菓子を見ると、『世界初☆猫のお乳クッキー』とパッケージに書いてあった。




「…猫のお乳って」

「にゃんこのシールも付いてるんです。…駄目ですか？」



サミュエルのうるうる光線に負けたアキは、渋々了承した。
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