Dearest
「わぁ♪ここが神社か。渋いね」

「寺じゃねぇの?初詣って」

「お寺近くにないんだもん。神社でいいのよ」



5人はお参りを待つ列に並ぶ。


子ども達は神社が珍しいのか、きょろきょろと周りを見渡していた。




「アキ!?アキじゃない!?」



名前を呼ばれアキが振り向くと、後ろにアキの高校時代の友人がいた。




「わぁ!久しぶりだねっ。卒業以来じゃない?」



アキは久々に再会した友人と話をさかす。


ラヴと子ども達は楽しそうに話すアキを見つめていた。



「そういえば、去年アキ結婚したって聞いたけど。電撃だったんでしょ!?まだ20歳なのにやるわね」


「子どもも3人いるんだよ。紹介するね」



アキはラヴと子ども達を友人に紹介した。


ラヴはサングラスを掛けている為、俳優のラヴだとは気付かれてないよう。




「旦那さん、顔よく見えないけどカッコいいのはわかる!外国人なんだね。羨ましいなぁ…養子って事に驚いたけど、子ども達みんな可愛いし!!アキ、幸せそうだね」


「うん。ちょっと前のあたしには想像も出来なかったよ」


「人生なんてそんなものだよ。…じゃあまた連絡するね。たまにはクラスで集まろうね♪」



アキは頷くと、手を振って友人と別れた。
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