Dearest
5人が話していると、高級そうな皿に盛られた食事が運ばれてきた。



料理の説明を受けている中、食べたくて仕方ないレオンはそわそわしている。



料理の説明が終わり、料理を食べ始めた5人。



「旨いけど量が少ない。ラヴ〜おかわり頼んで」

「レオン、行儀悪いぞ」


黙々食べているアシュリーが呟く。




「レオン、味わって食べなさいよ」


「だって腹減ってんだもーん。俺、アキのご飯の方が三ツ星だと思う。見た目はさて置き、量・味・種類はアキの勝ちだな♪」


「見た目はさて置きって何よ!」



ギャーギャー騒ぎながら食事を終えた5人は家路へと向かう。




「はぁ〜美味しかった」

「喜んで貰えて嬉しいです」

「あたし、あぁいうレストランで食事するの憧れてたんだ。ありがとう、ラヴ」



手を繋ぎながら歩く2人の後ろを子ども達は並んで歩いていた。



「うーん…。まだ何か食いたい」

「そこらへんに生えてる草でも食っとけ。無料だぞ」

「酷いよ、アシュリー!…帰ったらアキに何か作ってもーらおっと♪」

「今日はあのまま部屋行くだろ、あの様子じゃ」



レオンは仲良く寄り添うラヴとアキを見て、ガックリと肩を落とした。




「アシュリーママぁ〜何か作ってぇ♪」

「黙れ!こんなキモイ子ども持った覚えはない!!サミュエルに頼め」

「サミュエルママ〜」

「…殴るぞ、レオン」



騒ぐ子ども達を気にも留める事もなく、2人は歩いていた。




5人を影から睨む姿に気付く事もなく…。
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