Dearest
10・ダイヤモンドダスト
アキはソファに座って編み物をしていた。
そのアキの隣りでアシュリーは毛玉をレオンに投げて遊んでいる。
「ちょっと、アシュリー!猫みたく毛糸にじゃれないの!!絡まっちゃうじゃない」
「てか、何でいきなり編み物なんか始めたんだよ。不器用なアキの柄でもねぇ」
「うーん…。内緒」
笑いながら編み物を続けるアキを見ながらアシュリーは首を傾げ、コーヒーを啜る。
「赤ちゃんでも出来た―?」
いきなりレオンがそう言うと、アシュリーはコーヒーを吹き出した。
「ぎゃあ―!汚い!!俺にかかったじゃん」
「げほっ…このバカ野郎!!お前が変な事言うからだろうが!!」
「だって赤ちゃん出来るとさ、靴下とか編む人いるじゃん」
レオンは顔を拭きながら呟く。
アシュリーはすかさずアキの顔を見る。
「えっ?何!?赤ちゃん出来てないよ」
「じゃあさ、誰に編んでるの?」
「だから内緒だってば。それよりレオン、着替えてきなさい。コーヒーは染みになるよ」
「はーいよっ♪」
レオンは着替えに向かった。
その間もアキは黙々と編み物を続けている。
「おい」
「はい?」
「ほつれてるぞ」
アシュリーはアキが編んでいる物の一カ所を指差す。
そこは小さく穴が開いていた。
「あーっ!……まぁいいや。これアシュリーのね」
「俺の!?」
「あっ!何でもない!!」
アキはアシュリーから顔を反らして編み物を続けた。
なんで俺のなんだ、しかも失敗したやつかよ!と思いつつも、アシュリーは少し微笑んでいた。
そのアキの隣りでアシュリーは毛玉をレオンに投げて遊んでいる。
「ちょっと、アシュリー!猫みたく毛糸にじゃれないの!!絡まっちゃうじゃない」
「てか、何でいきなり編み物なんか始めたんだよ。不器用なアキの柄でもねぇ」
「うーん…。内緒」
笑いながら編み物を続けるアキを見ながらアシュリーは首を傾げ、コーヒーを啜る。
「赤ちゃんでも出来た―?」
いきなりレオンがそう言うと、アシュリーはコーヒーを吹き出した。
「ぎゃあ―!汚い!!俺にかかったじゃん」
「げほっ…このバカ野郎!!お前が変な事言うからだろうが!!」
「だって赤ちゃん出来るとさ、靴下とか編む人いるじゃん」
レオンは顔を拭きながら呟く。
アシュリーはすかさずアキの顔を見る。
「えっ?何!?赤ちゃん出来てないよ」
「じゃあさ、誰に編んでるの?」
「だから内緒だってば。それよりレオン、着替えてきなさい。コーヒーは染みになるよ」
「はーいよっ♪」
レオンは着替えに向かった。
その間もアキは黙々と編み物を続けている。
「おい」
「はい?」
「ほつれてるぞ」
アシュリーはアキが編んでいる物の一カ所を指差す。
そこは小さく穴が開いていた。
「あーっ!……まぁいいや。これアシュリーのね」
「俺の!?」
「あっ!何でもない!!」
アキはアシュリーから顔を反らして編み物を続けた。
なんで俺のなんだ、しかも失敗したやつかよ!と思いつつも、アシュリーは少し微笑んでいた。