Dearest
アキが出て行った後、子ども達はラヴのお守りをする事になった。



「…ったく、うちの親共はガキだな!」

「だね〜。俺らより手が掛かるよね」



リビングのソファで伏せているラヴを見ながら、子ども達は呟いていた。




「おい、ラヴ。そんなんで1ヶ月もつのか?」


「…無理です。アシュリー今すぐアキを連れ戻して下さい」


「は!?無理に決まってんだろ!それに俺らは学校だ」


「ラヴ、留守番よろしくね〜。浮気するなよ♪」


「レオン、私はそんな男じゃありません」



子ども達は支度をして学校に出掛けてしまった。



1人ポツンとテレビを観ているラヴ。




「…アキは毎日こんなに寂しい想いをしているのでしょうか。こんな広い家に1人…。本当に寂しいです」



ラヴは居たたまれなくなり、外に出掛けた。
< 299 / 596 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop