Dearest
暫くすると潮の匂いと波の音が聞こえてきた。



「わぁ…夏だから人が多いね!」



海には波に乗るサーファーや水着を着た人が、泳いだり浜辺でくつろいでいた。




「今夜は花火しようね♪」

「はい、しましょう」



5人を乗せた車はホテルに到着した。


荷物を降ろすと素早くホテルマンがやってくる。




「アシュリー、サミュエル、レオン。着いたよ!もう抱っこして連れていけないんだから起きて!!」



アキの声に渋々起きる子ども達。



部屋の鍵を貰うと5人は部屋へと向かう。


部屋は前と同じ窓の大きいあの部屋で、中は何ひとつ変わっていなかった。




「折角だし、泳ぎにいこうか」

「わーい海、海〜♪可愛い子いるかなぁ」



レオンは水着の用意をすると部屋を駆け回る。




「みんな顔隠してね?仮にも有名人だし」

「大丈夫ですよ。隠さなくても」



5人は支度を済ませ、海へと向かった。
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