Dearest
「アシュリーはモテるから大丈夫だよ」

「あ?モテたって俺が本気になれる相手がいなきゃ意味がないだろ」



アシュリーはガシガシと頭を掻く。




「ふふっ。アシュリーが本気になる女の子ってどんな子なんだろう。早く見てみたいなぁ…」

「…お前は鏡でも見てればいいんだ」

「アシュリー?」



アシュリーはそう呟くと、ラヴとサミュエルがいる海へと去っていった。




「アシュリーはいつまで経っても素直じゃないね。まぁ昔に比べれば大分素直になった方かな?」



レオンはアキの横にうつ伏せになり、足をバタバタさせて呟く。



暫くすると泳いでいた3人がアキとレオンの元へ戻ってきた。




「そろそろホテルに戻りますか。早めに夕飯にしてもらって、また夜に花火しにここに来ましょう」


「あっ!さっきね、ナンパした子から聞いたんだけど、今夜近くで夏祭りがあるらしいよ。そこも行こうよ♪」



レオンの意見に賛成したアキ達は早めに夕飯を終え、夏祭りへと出向いた。
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