Dearest
「もう過保護なんだから」

「親バカならず兄バカですね」



ラヴとアキが笑うと子ども達は更に赤くなった。




「折角会えたんだし、みんなで歩いて帰ろっか」

「そうですね。自転車は押して帰りますか」



ラヴとアキは自転車から降りて子ども達と歩き出す。




「ラヴとアキ、体にいっぱい葉っぱついてるよ?」



レオンに言われて体を見ると、葉っぱやら土やらが体中についていた。




「何してたんだよ。ガキか、お前らは!」

「アキが荷台で暴れたので草むらに倒れたんですよ。…可愛いから許しますが」



男達の視線が痛いアキ。




「ラヴの運転が下手なんですよ。ママ、今度はキズナが乗せてあげます」



キズナはアキの手を握りながら呟く。


アキは可愛い事を言うキズナを抱きしめた。
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