Dearest
「アキ…ありがとうございます」


「ううん。あたしがラヴの立場だったらやっぱり恐いもの。ラヴに忘れられるなんて嫌だもん」


「大丈夫です。私は忘れたりしません。アキや子ども達といた日々は刺激が強く、強烈過ぎて忘れらそうにありませんよ」


「確かに!色々ありすぎて忘れたくても忘れられないよね」



ラヴとアキは思い出を振り返って笑っていた。






エンドロール家の強烈過ぎる思い出は、アキの記憶にしっかりと刻み込まれていた。


その記憶はアキの中から消える事はない。




それにアキはラヴという愛する人を悲しませない為にも病に負けるわけにいかなかった。



その想いがアキを強くさせていた。
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