Dearest
キズナは部屋に入る2人を見届けた後、アシュリーを呼び、日本にいるサミュエルとレオンを呼んだ。



エンドロール家の絆の象徴であるキズナは、最後の時を家族で迎えようと決めたのだった。




青く冴え渡った空に綺麗に映える白い建物。





窓から見える青と白を背景に、アキはラヴ著の小説を読んでいた。



「ラヴ、あなたと出会ったのがついこの間だと思っていたのに、もう…時間なのね」


「はい。アキといると楽しくて幸せで、時間が短く感じました」






終幕に向かう時間は止まる事なく

最後の時に辿り着いた。
< 587 / 596 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop