Dearest
２人になった静かな部屋で、ラヴとアキはベッドに体を倒した。



「…ラヴ、あなたに出会ってからの日々はあたしは映画や漫画のヒロインになった気がした。すごく幸せだったわ」


「アキはいつまでも私だけのヒロインですよ。今までも…これからも」


「あなたに出会えてよかった。出会ってくれてありがとう」



２人は皺々になった手を繋いだ。




「アキ、すごく眠いです」

「あたしも…。一緒に寝ましょうか」

「はい」



ラヴとアキは小さくなった体を抱きしめ合いながら目を瞑った。




「いい夢を見てね、ラヴ」

「アキがそばにいてくれれば見れますよ」

「もちろん。ずっとそばにいるよ」



アキは優しく微笑みながら世界の何よりも大好きなラヴの瞳を見つめる。



ラヴは愛する妻の額にキスを落とした。




「…次に目が覚める時は、いつものようにアキのおはようで起きたいです」


「何度でも起こしてあげるよ。いつものように子ども達と一緒にね。…だから安心しておやすみ」


「はい、おやすみなさい。Aki i love you…」




ラヴとアキは固く目を閉じた。
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