Dearest
5人は夕日の沈むキラキラと光が反射する海を眺めていた。


凪になる浜辺はとても神秘的だった。




アキは浜辺に伸びる五つの影を見つめながら呟いた。




「…これが幸せっていうのかもしれないね」



アキの言葉に4人は穏やかに微笑んでいた。




暫く海を眺めていた5人は、海の近くにあるお土産屋さんに立ち寄った。



「すげ―!!デカいな、この魚!!」


アシュリーとレオンは海産物コーナーをウロウロしている。




「アキ、アキ」


ラヴはアキを手招きする。


アキがラヴに近付くと、そこには可愛いペンギンのストラップがあった。




「ペンギンは愛情深いんですよ。前DVDで観ました」

「そうなんだ。可愛いね、これ」



アキはストラップを手に取った。




「そうだ!5人でお揃いで買おうか」

「はい、私もそう思ってました」



ラヴが頷くと、アキはアシュリー達を呼びストラップを購入した。





「では、そろそろ夕食の時間ですからホテルに戻りますか」



5人は並んでホテルへと向かった。
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