Dearest
次の日の朝。

レオンに蹴飛ばされて目を覚ましたラヴ。



ラヴの目には、幸せそうに眠るアキと子ども達の姿が映った。


それを見たラヴも今まで見せた事のないくらい幸せな顔で微笑んでいた。




「ん？８時半……。…あっ！皆さん起きてください!!朝食は９時までですよ」



半ば強制的に起こされた４人は、ラヴに引き連れられながら朝食の広場へと向かった。



まだ目が完全に覚めていない子ども達は、首をフラフラさせながら椅子に座っていた。




｢レオン、楽しみにしてたバイキングだよ。好きな物取りに行こう？」

「うーん…行く」



ウトウトしてるレオンを連れ、まだボッとしているアシュリーとサミュエルを席に残し、ラヴ達は朝食を取りに行った。




「すげー！いっぱいある」


バイキングの量に驚いたレオンはパッチリと目を覚ました。



朝食を満喫した５人は、再び部屋へと戻ってきた。


目が完全に覚めた子ども達は部屋の中で駆け回っている。




「そうだ！帰る前に海で写真撮ろうよ」


アキは鞄からカメラを取り出す。




「そうですね。折角来たんですから記念に撮りましょうか」



５人は再び海へと向かった。
< 99 / 596 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop