光と闇さえ叶わぬ願い


あたりは真っ暗だ。
そして俺が白昼夢の世界に来てしまったことに気づく。

―――俺に何を知らせたいんだ??

ボウッ

そして目の前に水牢が現れた。


―――水牢?
!もしかして…


「夢…人?」

水牢の中に繋がれている人物に向かって声をかける。
すると…。



             ゴポゴポッ


「…ソラ、ごめん。もう、僕じゃ力を抑えられない…。」

「なッ!夢人!!?」

目の前にあった水牢の代わりに、暁家の廊下の風景。


―――夢から抜けた…?


夢から戻ってこれたことに安堵感を覚える。
ただ―――。

「闇の復活は間近か…」


-――帝に報告しないと…。

そう思い、みんなが集まる部屋に急いだ。


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