恋愛短編集
アマオト2
大晦日のショッピング
大晦日、一部の間ではお祭りと言われている場所。
姫佳は親友であり、遠縁の穂佑実、それからお目付け役の麻幸と共に、海のそばにある大きなイベント会場に来ていた。
穂佑実の夫と、麻幸の恋人から午前中だけ、と念を押されて、それでも嬉しさを隠しきれずに衣装を取り出す。
「姫佳さま、それが姫佳さまの衣装ですか?」
お目付け役の麻幸は、唸りながら衣装を見る。
「うん!剣舞って言うアニメの踊り子の衣装!あ、穂佑実はこれ。今日は穂佑実がお姫さま。で、麻幸さんは女剣士!」
それぞれに衣装を手渡して、何とか着替えを済ませた。
「時間がないし、早く行かなくちゃね!」
姫佳は、パンフレットの断片を手にして、チェックしてある場所を見る。
「どこから回るの?」
「私は西館しかいかないかな。後は企業ブース。今回はタぺストリーがほしいかなって」
「私もタぺストリー欲しいなぁ。KOKUHAKUのゆんちゃんのタぺストリー」
「あるんじゃないかな?雪祀の近くにブースがあったから」
姫佳と穂佑実は楽しそうに会話をしている。時折、男性、女性に関わらず、小さな声をあげていた。
姫佳は親友であり、遠縁の穂佑実、それからお目付け役の麻幸と共に、海のそばにある大きなイベント会場に来ていた。
穂佑実の夫と、麻幸の恋人から午前中だけ、と念を押されて、それでも嬉しさを隠しきれずに衣装を取り出す。
「姫佳さま、それが姫佳さまの衣装ですか?」
お目付け役の麻幸は、唸りながら衣装を見る。
「うん!剣舞って言うアニメの踊り子の衣装!あ、穂佑実はこれ。今日は穂佑実がお姫さま。で、麻幸さんは女剣士!」
それぞれに衣装を手渡して、何とか着替えを済ませた。
「時間がないし、早く行かなくちゃね!」
姫佳は、パンフレットの断片を手にして、チェックしてある場所を見る。
「どこから回るの?」
「私は西館しかいかないかな。後は企業ブース。今回はタぺストリーがほしいかなって」
「私もタぺストリー欲しいなぁ。KOKUHAKUのゆんちゃんのタぺストリー」
「あるんじゃないかな?雪祀の近くにブースがあったから」
姫佳と穂佑実は楽しそうに会話をしている。時折、男性、女性に関わらず、小さな声をあげていた。