恋愛短編集
「邑理さん……ごめんなさい。こういう場所は、ああいう格好だと、とても楽しくて……。一度、してみたくて」

邑理は苦笑した。軽く、姫佳の頭を撫でる。

「今回は無事でしたが、人が多いところは危ない事が多いですから。麻幸さんはあくまでも女性ですし……。くれぐれも気を付けて下さい。何かあってからでは遅いですから」

柔らかい声だが、内容は真剣そのもの。

「さて。せっかくの大晦日。ゆっくりできるところに行きましょうか?」

邑理は姫佳の肩を抱き寄せた。

「どちらに?」

「ハワイはどうですか?結構ベタですけど、お休みの関係で、10日しかとれなくて。だったら、近場でと思って」

「ハワイ?凄いですね!」

「お気に召しましたか?良かった。さ、行きましょうか?」

「はい!」

邑理が想像以上に怒っていなかった事に安堵した姫佳だったが、ハワイではそれなりに恥ずかしい思いもするのだった。



END

※イベント会場内を勝手に撮影することは禁止されています。指定された場所以外では撮影しないようにしましょう★
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