Fragile~思い出に変わるまで〜
少しだけテンションがあがり、どうせ行くんだから、楽しもう……と、思う。
中途半端な気持ちでは、さとみにも藤森にも失礼だ。
そう頭を切り替えて、藤森親子と楽しく過ごすことだけを考えることにした。
藤森の家が近づくと、すでにアパートの前で藤森と娘が立って待っていた。
寒いから中で待ってろって言ったのに……
慌てて二人の前に車を停めて、運転席の窓を開ける。
「中で待ってれば良かったのに
寒かっただろ?早く乗って!」
後ろの席に乗るように促すと、藤森が恐縮した様子で、何かをゴソゴソと取り出した。
「おはよう
健、さっそくで悪いんだけど、この子チャイルドシートが必要なのよ
今朝、気がついたもんだから、ほんとに申し訳ないんだけど、これ後部座席に取り付けてもいいかな?」
中途半端な気持ちでは、さとみにも藤森にも失礼だ。
そう頭を切り替えて、藤森親子と楽しく過ごすことだけを考えることにした。
藤森の家が近づくと、すでにアパートの前で藤森と娘が立って待っていた。
寒いから中で待ってろって言ったのに……
慌てて二人の前に車を停めて、運転席の窓を開ける。
「中で待ってれば良かったのに
寒かっただろ?早く乗って!」
後ろの席に乗るように促すと、藤森が恐縮した様子で、何かをゴソゴソと取り出した。
「おはよう
健、さっそくで悪いんだけど、この子チャイルドシートが必要なのよ
今朝、気がついたもんだから、ほんとに申し訳ないんだけど、これ後部座席に取り付けてもいいかな?」