Fragile~思い出に変わるまで〜
もう少し遅かったら危なかったと告げられ、ホッと胸を撫で下ろす。
同時にやはり来て良かったと、自分の選択が正しかったことにも安堵した。
今夜はこのまま入院して、点滴治療することになりそうだ。
藤森はひなに付き添って病院に泊まることになった。
俺は帰ることにして、藤森に声をかける。
「じゃあ俺帰るから
ひなが無事で良かったな?
あとはよろしく」
ベッドの側でひなを心配そうに覗きこんでいた藤森が、俺の方に向き直った。
「ほんとに……ありがとう
健がいなかったら、私……
ひなを失ってたかもしれない
不安でどうしていいかわからなくて……
もう会わないって約束したのに、呼び出したりして……
ほんとにごめんなさい
でも……健がいてくれて良かった」
同時にやはり来て良かったと、自分の選択が正しかったことにも安堵した。
今夜はこのまま入院して、点滴治療することになりそうだ。
藤森はひなに付き添って病院に泊まることになった。
俺は帰ることにして、藤森に声をかける。
「じゃあ俺帰るから
ひなが無事で良かったな?
あとはよろしく」
ベッドの側でひなを心配そうに覗きこんでいた藤森が、俺の方に向き直った。
「ほんとに……ありがとう
健がいなかったら、私……
ひなを失ってたかもしれない
不安でどうしていいかわからなくて……
もう会わないって約束したのに、呼び出したりして……
ほんとにごめんなさい
でも……健がいてくれて良かった」