Fragile~思い出に変わるまで〜
「病院には電話したの?
あと、美咲ちゃんにも連絡しないと!

今、何分間隔?」


矢継ぎ早に質問されて、どれに答えていいかわからない。


私を落ち着かそうとしているようだけど、母の方が完璧にパニクっていた。


私は苦笑しながら、まだ10分間隔だから大丈夫と母に伝えると、父が車を出してる間に携帯を取りだす。


まず病院に電話をかけ、今の状態を伝えた。


すると受付の女性が手早く指示を出してくれる。


「5分間隔になってからこちらに来ても大丈夫ですよ?

あ、でも初めてだし不安かな?

だったらベッドの用意はしておきますので、いらしてください」


この痛みの間隔がもっと短くなってからの移動なんて無理!


そう思った私は、お言葉に甘えて病院に向かうことにした。


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