Fragile~思い出に変わるまで〜
「健太、こことここ、どっちがいいと思う?」
健太はわかってるんだかわかってないんだか「こっちぃ」と指を指して答えていた。
私は苦笑しながら立ち上がり、お昼ご飯を作り始める。
――今日はサンドイッチとポトフにするか……
そう決めてキッチンに向かったとき、美咲と桜井くんが同時に叫んだ。
「決めた!」
「決まった!」
キッチンから様子をうかがうと、美咲も桜井くんもお互いを見ながら一歩も譲らない感じで敬遠しあっている。
仕方ないので、私が間に入ろうと二人の元へ急いだ。
「で?どこになったの?」
まずは美咲に聞いてみた。
先に聞かれたことで、美咲は勝ち誇ったように答える。
「桜井には悪いけど、私の選んだ場所は負けないと思うよ」
そう意地悪くニヤッと笑いながら桜井くんに宣戦布告した。
健太はわかってるんだかわかってないんだか「こっちぃ」と指を指して答えていた。
私は苦笑しながら立ち上がり、お昼ご飯を作り始める。
――今日はサンドイッチとポトフにするか……
そう決めてキッチンに向かったとき、美咲と桜井くんが同時に叫んだ。
「決めた!」
「決まった!」
キッチンから様子をうかがうと、美咲も桜井くんもお互いを見ながら一歩も譲らない感じで敬遠しあっている。
仕方ないので、私が間に入ろうと二人の元へ急いだ。
「で?どこになったの?」
まずは美咲に聞いてみた。
先に聞かれたことで、美咲は勝ち誇ったように答える。
「桜井には悪いけど、私の選んだ場所は負けないと思うよ」
そう意地悪くニヤッと笑いながら桜井くんに宣戦布告した。