Fragile~思い出に変わるまで〜
しばらくすると、藤森からまたメールが届いた。


【ごめんね?ありがとう

こんなこと誰にも相談できなくて……

親に言うと心配しちゃうしね

お願いついでにずうずうしくて申し訳ないんだけど、今日ってダメかな?

子供は実家に預けられるから、夜でもいんだけど……】


そのメールを読んで、俺はしばらく考えこむ。


急な話だし、さとみにも何て言えばいいのかわからなかった。


でも、きっと切羽詰まってるんだと判断して、返信する。


【大丈夫だよ

じゃあメシでも食いながらどう?

俺の方は8時にはなんとか仕事終わらせるから、待てればだけど……】


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