彼はクールフェイス☆
「ホント恥ずかしい俺…………」
「なんで~?可愛いよ☆」
「ほらまた。そんな風に思うのミュウだけだって」
「いいのっ、私だけのヒナタなんだも~ん♪」
組んでいた腕をグイッと引っ張って、またちょっと赤くなったヒナタの耳に唇を寄せる。
「ねぇ、さっき……キスしてくれたでしょ」
「……!」
「ファーストキスだねぇ♪」
「……もうやだ」
ふふっ☆これはしばらく遊べそう…♪
クールでも、実は純情なヒナタをからかうなんて、私Sっ気強いのかな。
開いた廊下の窓からそよぐ風が運ぶ、ヒナタの香りを感じながら………
私はきっとこの先、ずっ~とヒナタと二人で歩む未来を思い描きながら。ぴったり寄り添って仲良く歩いて行った――――
【END】