君だけに〜
俺は、時間がなかったため朝ごはんは食べずに学校に向かった。
学校に行く途中、誰かに後ろから飛びつかれた。
「いい加減にやめろ。キモいぞ広(ヒロ)」
「相変わらず冷たいねえ〜、光輝。そんなんじゃ、女の子にモテないよ。」
そうやって俺に話しかけてくるのは、親友の沖田広(オキタヒロ)見た目はチャラいが、顔はなかなかのカッコいい顔だと思う。
「女なんかにモテる必要はない。女なんか俺には必要ない。邪魔だ」
俺も顔はいいほうだろう。昔からみんな、顔しか見なかった。小さいころからそうだったら、嫌にでもなってくる。
「まあ、そんなこというなよ。」
俺は、広になだめられながら学校にたどり着いた。