君だけに〜


チュンチュンチュン

「おはようございます。美維(ミィ)お嬢様。」


ぅん…

もう、朝なの……

目覚まし時計を見ると、もう学校に行くにはギリギリの時間だった。

ギリギリなんだったら…

「じいや、もう今日は学校は休むわ。いいでしょ?」

すると、じいやは眉毛をあげ

「ダメに決まっていますよ、お嬢様。奥様からサボりは許さないとのことですから。」

チッ

めんどくさいなぁ…

「いくわよ…。行けばいいんでしょ。」

朝から期限の悪い私の名前は、櫻井美維(サクライミィ)高校2年生だ


私は遅刻しそうだったので、すぐに車を手配させ学校向かった。


< 5 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop