君だけに〜
チュンチュンチュン
「おはようございます。美維(ミィ)お嬢様。」
ぅん…
もう、朝なの……
目覚まし時計を見ると、もう学校に行くにはギリギリの時間だった。
ギリギリなんだったら…
「じいや、もう今日は学校は休むわ。いいでしょ?」
すると、じいやは眉毛をあげ
「ダメに決まっていますよ、お嬢様。奥様からサボりは許さないとのことですから。」
チッ
めんどくさいなぁ…
「いくわよ…。行けばいいんでしょ。」
朝から期限の悪い私の名前は、櫻井美維(サクライミィ)高校2年生だ
私は遅刻しそうだったので、すぐに車を手配させ学校向かった。