*.°・*オレンジ*.°・*
「…びっくりさせちゃったな、ごめん」

「ぁ、いゃ全然…だ、大丈夫…!!」
やばい、どうしよ、
祐馬君と2人きりなんて…っ///

「…ん、川崎??」

自分の名前が呼ばれて
思わず顔が暑くなる

「あ、本持ってきてくれたんだよね?」

…いや何照れちゃってんだ、
そう、私は本を届けにきただけ…!

そう自分に言い聞かせる。

「うん、あの…これ何処に置けば…」

近くにあった机の上に置いた本の固まりをまた抱える。

「あぁ、それは管理室。
いいよ、俺持つ」

私が抱えてた本の固まりを、
ひょいっと持つ祐馬君。

…優しいなぁ
まるで雅也とは大違いだ。

また雅也のことを思っている間に、祐馬君は管理室へと歩いていた。

「あ、私も手伝うよ。」
祐馬君に全部任せてはまずいと思い、
自分も後ろからついて行った。

「ありがとな!!さっき本の整頓しようと1冊引っ張りだしたら、他の本も落ちてきちゃってさ…(笑)」

あ~、だからあんなドタドタと…。


管理室に入ると、
確かに本が散らばっていた。
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