*.°・*オレンジ*.°・*
「えーと…この本は…ここだな」

祐馬君は、さっきの本の固まりを一冊一冊本の棚にしまっていく。

私は…この散らばった本でも片付けよう

………___

よしっ、とりあえず、
散らばっていた本は集められた。

「祐馬君、この本はど…_____」

本の場所をどこか聞こうと思ったけど、
思わず口を止めた。

それは、祐馬くんが凄く真剣に
何かの本を読んでいたから


本読んでる横顔もかっこいいなぁ……

そんなことを思っていると

「…あ、何かあった?」

祐馬君とまた目があって
ついついドキッとしてしまう

……違う、違う、ダメダメ!

「あの…ここに散らばってた本集めたんだけど、どこにしまえばいい?」

「それもこの本と一緒にしまっとくよ、ありがとな。」

『この本』と言ったときに、
見せてくれた本……「あ、夢地図」

「知ってんの……?!?!」

「うん!たまたま家に夢地図がおいてあって、読んだことあるの」

「まじ!!!!!」

凄い勢いで私に近づいてきて、
ギュッと両腕を掴まれた。

「……え、えーとっ…」

目を輝かせて、私を見る祐馬君。

「…もし良かったら、借そうか?」

「うん!!!!超嬉しい!!!」

そんなに読みたかったんだね(笑)

「じゃあ、明日渡すね。」
「うん、サンキュ!」








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