夢喰い白黒猫
夢喰い白黒猫…正体
声のする方へ振り替えると
そこには黒ずくめの女の子がいた。
「誰?」
俺はそう女の子に聞くと
女の子は俺の唇に人指し指を立て、
妖艶に笑った。
『私は…夢喰い白黒猫よ?』
鳴呼、そっか。
「俺の願いを聞いてくれるのか?」
『えぇ…。…ご主人様の願いなら。』
夢喰い白黒猫は黒革の手袋を
はめながらそう言った。
「…俺はモテたいんだ。」
『恋…のお悩みかしら?』
「そうだ。…容姿に才能、学力に
運動能力だってそうさ……。」
『そう。…それじゃ、指切りで
約束しましょう?』
「指切りで?」
『えぇ。…明日には、女の子に
寄ってきてもらえるように
なりたいのでしょう?…だからよ?』
女の子はそう言って
小指を出してきた。
俺も同じく小指を出すと
女の子の小指と俺の小指を絡めた。
すると……
「赤い…糸?」
『契約成立よ?…あとはこれを
実行するまで。』
契約…成立?
いとも簡単に……。
『それでは…おやすみなさいませ。』
「待ってくれ!」
『…なにか?』
「名前を…聞きたい。」
『………鈴猫で御座います。』
「鈴…猫?」
『えぇ。
…それではおやすみなさいませ。
ご主人様……』
鈴猫はそう言って窓から飛び降りた。
慌てて俺は窓の下を見るが
そこには、鈴猫の姿はなかった。
そこには黒ずくめの女の子がいた。
「誰?」
俺はそう女の子に聞くと
女の子は俺の唇に人指し指を立て、
妖艶に笑った。
『私は…夢喰い白黒猫よ?』
鳴呼、そっか。
「俺の願いを聞いてくれるのか?」
『えぇ…。…ご主人様の願いなら。』
夢喰い白黒猫は黒革の手袋を
はめながらそう言った。
「…俺はモテたいんだ。」
『恋…のお悩みかしら?』
「そうだ。…容姿に才能、学力に
運動能力だってそうさ……。」
『そう。…それじゃ、指切りで
約束しましょう?』
「指切りで?」
『えぇ。…明日には、女の子に
寄ってきてもらえるように
なりたいのでしょう?…だからよ?』
女の子はそう言って
小指を出してきた。
俺も同じく小指を出すと
女の子の小指と俺の小指を絡めた。
すると……
「赤い…糸?」
『契約成立よ?…あとはこれを
実行するまで。』
契約…成立?
いとも簡単に……。
『それでは…おやすみなさいませ。』
「待ってくれ!」
『…なにか?』
「名前を…聞きたい。」
『………鈴猫で御座います。』
「鈴…猫?」
『えぇ。
…それではおやすみなさいませ。
ご主人様……』
鈴猫はそう言って窓から飛び降りた。
慌てて俺は窓の下を見るが
そこには、鈴猫の姿はなかった。