彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
談笑しつつ、連れ立って教室に入ると、クラスメイトの視線を一気に浴びた。
誰?とか、もしかしてハヤサカさんてヒトじゃない?とか、こそこそと小声で聞こえてきて、なんだか居心地悪い。
「早坂さんの席はここね。そうだなぁ、あと言っておくこと、他には、」
「メイー!待ってたんだから!ちょっとこっち来て!」
窓際で固まっている集団からの呼びかけに、日野さんが反応する。
「あはっ。メイってね、私のあだ名なの。名前は、鳴く子って書いて、なりこっていうんだけどね。生まれた朝に鳥が鳴いてたからってのが由縁なんだけど、うちの両親ってば単純でしょ?」
日野さんはこっちを向いて、照れ臭そうに笑った。
誰?とか、もしかしてハヤサカさんてヒトじゃない?とか、こそこそと小声で聞こえてきて、なんだか居心地悪い。
「早坂さんの席はここね。そうだなぁ、あと言っておくこと、他には、」
「メイー!待ってたんだから!ちょっとこっち来て!」
窓際で固まっている集団からの呼びかけに、日野さんが反応する。
「あはっ。メイってね、私のあだ名なの。名前は、鳴く子って書いて、なりこっていうんだけどね。生まれた朝に鳥が鳴いてたからってのが由縁なんだけど、うちの両親ってば単純でしょ?」
日野さんはこっちを向いて、照れ臭そうに笑った。