彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
◆ ◆ ◆
事件がおこったのはお昼休憩に入ってすぐのことだ。
午前の授業はみっちり座学で、その開放感から教室は和やかな雰囲気に包まれていた。
ところがその空気は一転し、クラスメイトたちは急にそわそわと落ち着かなくなる。
原因は、教室の入り口に現れた3人の女生徒たちだった。
上履きの色から察するに、2年生がふたりと、1年生がひとり。
「早坂って子、来てる?」
先頭の2年生がわたしの苗字を呼ぶ。
自分には無関係だろうな、なんてタカをくくって、おばあちゃん特製のお弁当を、どこで食べようかなんてのんきに考えていたところだった。
えっ?
わ、わたし――?
ですか??
完全な不意打ちに驚いて、イスごと後じさりして音を立ててしまい、入り口の3人に気づかれる。
事件がおこったのはお昼休憩に入ってすぐのことだ。
午前の授業はみっちり座学で、その開放感から教室は和やかな雰囲気に包まれていた。
ところがその空気は一転し、クラスメイトたちは急にそわそわと落ち着かなくなる。
原因は、教室の入り口に現れた3人の女生徒たちだった。
上履きの色から察するに、2年生がふたりと、1年生がひとり。
「早坂って子、来てる?」
先頭の2年生がわたしの苗字を呼ぶ。
自分には無関係だろうな、なんてタカをくくって、おばあちゃん特製のお弁当を、どこで食べようかなんてのんきに考えていたところだった。
えっ?
わ、わたし――?
ですか??
完全な不意打ちに驚いて、イスごと後じさりして音を立ててしまい、入り口の3人に気づかれる。