彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
喉の奥で、ひゅうって鳴った。
人間って、びっくりしすぎると声が出せなくなるんだわ。
そこにいたのは、髪も、肌も、瞳も色素が薄くて、細身の、中性的な男の子。
着ている制服は、たしか、男子高等部のものだ。
首からは大きなカメラが下げられてる。
デジカメとかじゃなくて、古い、年代もののような。
その儚げな容姿と、無骨なカメラのアンバランスさに、不思議と目が離せなくなくなってしまう――。
ふいに、男の子は目を細めた。
やわらかく笑っているんだけど、何かに失望したような、複雑な表情にどきりとした。
そして、ゆっくりと華奢な腕をあげ、わたしの座っているベンチを示した。
「……そこ、お墓」
人間って、びっくりしすぎると声が出せなくなるんだわ。
そこにいたのは、髪も、肌も、瞳も色素が薄くて、細身の、中性的な男の子。
着ている制服は、たしか、男子高等部のものだ。
首からは大きなカメラが下げられてる。
デジカメとかじゃなくて、古い、年代もののような。
その儚げな容姿と、無骨なカメラのアンバランスさに、不思議と目が離せなくなくなってしまう――。
ふいに、男の子は目を細めた。
やわらかく笑っているんだけど、何かに失望したような、複雑な表情にどきりとした。
そして、ゆっくりと華奢な腕をあげ、わたしの座っているベンチを示した。
「……そこ、お墓」