彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
「ハァ……」
葵が盛大なため息を吐く。
おばあちゃんは小刻みに肩を揺らしていた。
やっと、自分の状態を把握する。
あおむけに床に身体を投げ出し、右足だけがかろうじてベッドに残っている。
頭が、背中が、お尻がじんじんする。
紛れもなく――2人がわたしを見る目は『寝ぼけて派手にベッドから落ちたひと』を哀れむソレ。
「念のため。名前、年齢、血液型言ってみ」
「は、早坂桐、15歳、A型……」
「ったく!引越してきて初日に熱出して、一週間も寝込んで、散々心配かけてコレかよっ!」
葵は呆れた様子で部屋を後にした。
廊下に出たあとも、わたしへの文句は延々と続いている。
葵が盛大なため息を吐く。
おばあちゃんは小刻みに肩を揺らしていた。
やっと、自分の状態を把握する。
あおむけに床に身体を投げ出し、右足だけがかろうじてベッドに残っている。
頭が、背中が、お尻がじんじんする。
紛れもなく――2人がわたしを見る目は『寝ぼけて派手にベッドから落ちたひと』を哀れむソレ。
「念のため。名前、年齢、血液型言ってみ」
「は、早坂桐、15歳、A型……」
「ったく!引越してきて初日に熱出して、一週間も寝込んで、散々心配かけてコレかよっ!」
葵は呆れた様子で部屋を後にした。
廊下に出たあとも、わたしへの文句は延々と続いている。