彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
4・『彼』
◆ ◆ ◆
結局、午後イチの授業開始には間に合わず、遅れて教室に入ったため、また無駄に注目を浴びてしまった。
小休憩はクラスメイトを避け、廊下やトイレで過ごすという、完全にクラスで浮いている人モード。
放課後は部活を見学したいなんて考えてたけど、そんな気力もなく、ソッコーで帰宅することにする。
わたしに話しかけないでオーラと、競歩なみの早歩きを発動させて、逃げるように学校を後にした。
のどかな川沿いの道。
今朝、こんな気持ちでこの道を戻るなんて、考えもしなかった。
そういえば、葵がこんなこと言っていたっけ。
『ガッコ、早く馴染めよ』
……わたしだって、そうしたかったんだけどなぁ。
結局、午後イチの授業開始には間に合わず、遅れて教室に入ったため、また無駄に注目を浴びてしまった。
小休憩はクラスメイトを避け、廊下やトイレで過ごすという、完全にクラスで浮いている人モード。
放課後は部活を見学したいなんて考えてたけど、そんな気力もなく、ソッコーで帰宅することにする。
わたしに話しかけないでオーラと、競歩なみの早歩きを発動させて、逃げるように学校を後にした。
のどかな川沿いの道。
今朝、こんな気持ちでこの道を戻るなんて、考えもしなかった。
そういえば、葵がこんなこと言っていたっけ。
『ガッコ、早く馴染めよ』
……わたしだって、そうしたかったんだけどなぁ。