彼女のattitude ~学園・非公認的恋愛~
◆ ◆ ◆

けれど、鳴子以外のクラスメイトは変わらずわたしを敬遠し続けた。
一切声はかけてこないし、目があえば逸らす。
そのくせあきらかにわたしのことをひそひそ話してたり。

――こっそりやってるつもりかもしれないけど、思いっきり気づいてるんだってば!

授業でのグループワークにはほぼ参加させてもらえないっていう。

これ、成績に支障でるのかしら。
だったら非常に困るんですけど。

なんて、強がってみたって、わたしだってまったく凹まないわけでもない。

さらに、わたしの噂はいつの間にか学校全体へ広まり、校内で無遠慮な視線で見られることも増えた。
ある程度覚悟していたとはいえ、こっそりため息をつく場面がいくつもあった。
< 58 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop